ふじみ野市にあるホンダテクニカルカレッジ関東とは？概要や学科を解説

ふじみ野市で不動産を購入するとき、周辺環境の良し悪しはあらかじめチェックしておきたいポイントです。
公共交通機関や買い物施設のほか、どのような教育機関があるのかも確認しておくと、街の雰囲気や特徴をより細かくイメージできるでしょう。
そこで今回は、ふじみ野市にあるホンダテクニカルカレッジ関東の概要や学科、特徴について解説します。
ふじみ野市で土地や建物の購入をお考えの方は、ぜひ参考になさってください。

ふじみ野市にあるホンダテクニカルカレッジ関東の概要

まずは、ふじみ野市にあるホンダテクニカルカレッジ関東の概要について解説します。

概要1：建学の精神

ふじみ野市にあるホンダテクニカルカレッジ関東は、自動車メーカーのHondaによって創設された自動車大学校です。
「技術だけでなく、世界に歓迎される 人間を作りたい」を建学の精神として掲げ、自動車整備士と開発エンジニアを育成しています。

概要2：沿革

ホンダテクニカルカレッジ関東は、昭和51年に埼玉県知事より各種学校設立認可を受け、ホンダインターナショナルテクニカルスクールとして開校しました。
昭和51年4月に第一期生が入学し、その年の8月には運輸大臣より「一種自動車整備士養成施設」の指定を受けています。
昭和54年4月に普通課程（三級課程）を廃止し、高等課程（二級課程）を専門課程と改称しました。
昭和61年には専門課程情報処理科が、平成4年には情報処理科情報システムコース・工業技術コースが開設されています。
平成15年ごろから学科の改編などのさまざまな改革が進み、現在の名称であるホンダテクニカルカレッジ関東が使われ始めたのは平成18年のことです。
創立40周年にあたる2017年には、一級自動車整備研究科・国際自動車整備科・自動車整備科が職業専門実践課程として認定されました。
令和を迎えてからもより良い学校づくりのためのさまざまな改革が進み、学科の改編などがおこなわれています。

●所在地：埼玉県ふじみ野市鶴ケ岡5-2-2
●アクセス方法：東武東上線「上福岡駅」より徒歩約20分

上福岡駅からはバスも利用可能で、「ホンダ学園前」バス停まで約7分で到着します。
上福岡駅からタクシーを利用した場合の所要時間は、約5分です。
車を利用する場合は、関越自動車道「川越インター」より約30分、「所沢インター」より約40分、一般道を利用する方は浦和所沢線から国道254号経由で約50分、大宮から治水橋経由で約50分となっています。
駐車場・駐輪場は学園敷地内に用意されています。

ふじみ野市にあるホンダテクニカルカレッジ関東の学科

続いて、ふじみ野市にある、ホンダテクニカルカレッジ関東の学科について解説します。

学科1：サービスエンジニア学科

サービスエンジニア学科は、自動車整備士の資格を目指す2年制の学科です。
2年間の独自カリキュラムを履修することにより、卒業後に実技試験免除で国家二級自動車整備士（総合）試験を受験できます。
1年次に自動車の名称や構造、機能といった基礎知識を学んだあと、車やバイクの整備についての専門知識や技術の習得に進むため、入学時に車やバイクに関する知識のない方でも安心です。
ホンダカーズのサービス環境や学習環境で実践的な実習をおこなえるため、卒業後は即戦力として活躍できるでしょう。

学科2：一級自動車整備学科

一級自動車整備学科は、先進技術を搭載した車両を使い、実際の仕組みや整備の方法を学ぶ4年制の学科です。
卒業後は国家一級自動車整備士の受験資格を得ることができ、カーディーラーの工場長や店長候補として、また本田技研工業（株）の社員として活躍する卒業生も少なくありません。
ホンダの電気自動車や自動運転技術搭載車を使用した授業が特徴であり、これから必要とされる電子制御の故障診断についても高度な知識や技術を取得することが可能です。
2年次修了後はそのまま3年次に進級することも可能ですが、希望者は1年間の海外就労研修に参加できます。

学科3：研究開発学科

研究開発学科は、自動車工学やものづくり、電子制御を実践的に学ぶ4年制の学科です。
1年次は自動車の基礎の学習から始まり、丁寧なステップを踏みながら、卒業後にさまざまな企業で活躍できるモビリティの研究・開発エンジニアを目指します。
一級自動車整備学科と同様に、「そのまま3年次に進級する」「海外就労研修に参加する」の2つから、2年次修了後の進路を選択することができます。
4年次には卒業研究として実際の商品開発に取り組み、実践的な開発プロセスを学ぶことが可能です。

ふじみ野市にあるホンダテクニカルカレッジ関東の特徴

最後に、ふじみ野市にあるホンダテクニカルカレッジ関東の特徴について解説します。

特徴1：女性が安心して学べる環境

特徴としてまず挙げられるのが、女性が安心して学べる環境が整っていることです。
自動車整備は男性的な職業だと考えられがちですが、ホンダテクニカルカレッジ関東では女子学生の進学環境を整えており、多くの女子学生が自分の夢に向けて学んでいます。
これまでも多くの女子学生が卒業し、自動車業界に就職する夢をかなえてきました。
女性ならではの悩みなどを相談できる女子会を実施したり、シャワールームや洗面化粧台のある女性限定の部屋を利用できたりと、女性が学びやすい環境が整っています。
また、ビジネスメイク講座や、加入率86％のクラブ活動などもあり、充実した学校生活を送ることができるでしょう。

特徴2：貴重な経験となる海外研修制度

ホンダテクニカルカレッジ関東の一級自動車整備学科もしくは研究開発学科で一定の成績を収めた学生は、2年次修了後の進路として海外研修を選択することができます。
期間は約9か月間で、一年間の休学として扱われ、帰国後は3年次からスタートすることになります。
海外研修では、ニュージーランドやオーストラリアの現地販売会社で就労研修をおこなったり、英語力を養ったりと、多くのメリットを得ることが可能です。
卒業後は、自動車整備や研究開発の専門知識だけでなく国際的感覚や英語力を持ち合わせたグローバル人材として、国内外の企業で活躍できることでしょう。

特徴3：高い就職率

ホンダテクニカルカレッジ関東は、就職内定率100％を維持しています。
Honda関連事業への就職に強いだけでなく、第一希望の企業に就職できるよう就業相談室が設置されており、自己アピールトレーニング、企業セミナーなどのバックアップ体制が整っていることが特徴です。
求人企業数は230社以上、学生1人あたりの求人数は約12件と選択肢が多いため、具体的に希望する企業が決まっていない学生でもスムーズに就職活動を進められるでしょう。
2年制のサービスエンジニア学科では、早ければ1年次に就職先が決まることもあります。

特徴4：高い資格合格率

ホンダテクニカルカレッジ関東は、就職率だけでなく資格合格率も高い学校です。
国家試験対策が授業に組み込まれており、合格に向けて計画的に学習を進められます。
二級自動車整備士は毎年100％に近い合格率を誇り、難関資格である一級自動車整備士試験の合格率も67.5％を超えています。

まとめ

ふじみ野市にあるホンダテクニカルカレッジ関東は、自動車整備士と開発エンジニアを育成する自動車大学校です。
2年制のサービスエンジニア学科と、4年制の一級自動車整備学科・研究開発学科の3つの学科があります。
女性が安心して学べる環境が整っていたり、海外研修制度があったりと、1人ひとりの夢の実現に向けたサポートを受けられることが特徴です。